仲間意識? (2018年3月14日) |
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2羽のメスのカナダガン。新入りとお局が仲良くできるか?なんて以前の記事で言っていましたが、そんな思いは杞憂に終わりました。 仲がとても良いという訳ではありませんが、付かず離れず。2羽でいる事もあるし、1羽づつそれぞれ別の場所でいる事もあります。でも寝る時には必ず、側で一緒に寝ています。野生下では群れを形成して渡(わたり)をする鳥なので、仲間が近くにいた方が安心なのかもしれません。寝ている2羽の側には、大体ハワイガンのオスもいたりします。ただ単に寝床が近いだけなのか、ガン同志仲間意識が働いているのかは不明です。 (藪) |
新入り〜☆ (2015年7月30日) |
新入り お局 |
フライングケージに1羽しかいないカナダガン。仲間がいなくて寂しいかしら??と思いきや、ケージ内をお尻フリフリしながら、自由気ままに闊歩(かっぽ)し、それなりに満喫しているように見えます。 そんな彼女に朗報!!この度、仲間が増えます!! 神奈川県の丹沢湖で捕獲された、メスが7月22日にやってきました。現在は、病気などが無いか検疫中です。早ければ、8月中にフライングケージに仲間入りする予定です。 新入りカナダガンと、お局カナダガンは仲良くできるでしょうか?!バチバチと火花の飛び交う関係にはなって欲しくない・・・。今の所、2羽の相性は神のみぞ知る!? (藪) |
お久しぶりです! (2014年8月29日) |
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昨年のリニューアル工事以来、バックヤード暮らしだったカナダガン。それまでは、水禽舎でハワイガンとカピバラと一緒にいましたが、新居には屋根がなくハワイガンと共にずっとバックヤードにいました。その間に法律が変わり、特定外来生物に指定されたため今までのように飼育することができなくなりました。そこで、屋根もありカギのかかるケージであるフライングケージが新居となりました。残念なことに、冬の間にオスが死んでしまい、この新しく広いところにはメス1羽での展示になります。 フライングケージには色々な種類の鳥たちが生活しています。心地の良い居場所を見つけて平和な暮らしができるよう願っています。 (小) |
どうやって仲良くなったのかな?! (2012年12月30日) |
このところ、午前中の餌の時間にこんな風景が見られるようになりました。 春にカナダガンがこの池の住人になった時、カピバラはいなかったのでのんびり餌を食べていた2羽でした。ところが、カピバラが来たとたんに餌箱を取られてしまうようになり(カピバラが自分の餌を食べている間は食べられます。)困っていました。池にいかだを浮かべて餌箱を置けば、カピバラは池に入ります。餌箱にカバーを付けても、木ではカピバラはかじってしまいます。カナダガンには他に水に浮く餌も直接池にまいて食べさせているのでお腹はすいていませんが、カピバラが食べすぎです。しかも、先に到着するオスのヤマトがメスのコハルを追い返すのです。自分の餌でもないのに! カピバラは鳥の餌を食べ終わると、残してあった自分の餌(食べる優先順位の低い乾草)のところへ戻っていきます。 夕方、それぞれの寝室でカピバラが餌を食べる時、カナダガンたちにも再び餌をあげています。この時は、じゃまをされずに食べられます。その後、2羽はカピバラたちの小屋の屋根の上で休みます。大きな体をしていますが、その場から直接飛び立つことができるので、ガン・カモ池のケージの中を飛び回ることができ、休息場は屋根の上に決めたようでした。 |
新たな仲間がお目見え!! (2012年6月17日) |
先月より水禽舎にカナダガンのペアが入りました。
カナダガンは北アメリカ大陸の北部では普通に観察できるガンです。「カナダガン」には亜種がたくさんあり、そのうちの1つであるシジュウカラガンは冬に日本に渡ってきます。しかし、ここにいるのは日本に来る亜種ではなくアメリカ大陸に住む大型のカナダガンの亜種だと考えています。 何故なら・・・ このペアは今年の4月に河口湖で捕獲された野生の個体だからです。 では何故捕獲されたか?というと、本来ここ(河口湖というか日本)に住んでいる鳥ではないから。もともとそこにいるはずではない動物が住み着いて、増えてしまったら困ることがでてきます。そこで動物園にやってきました。 大きな池があるのは水禽舎だけだし、いるのは同じガンの仲間のハワイガンです。体の大きさがだいぶ異なるので、喧嘩にならないだろうと思っていました。同居のアカツクシガモはメスがいなくなりハワイガンのメスに恋してしまったので、今は個室にいます。いざという場合に備え、ハワイガンにしか入れない避難場所もあります。静かにここで暮らしてねとドキドキしながら引っ越しをしました。ところが、強いのは体の小さなハワイガンだったのです。慣れてきたら関係は変わるかもと相変わらずドキドキしていますが、1ヶ月過ぎてもこの関係は変わっていません。 カナダとハワイ。方や、いてはいけない所で増え始め捕獲された種。一方は、人によって絶滅の危機に追いやられ、かろうじて踏みとどまった種。考えることは多そうです。でも、どちらもいなくなってほしくない。動物園では幸せに暮らせるよう応援してくださいね。 (小) |
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